ディープリサーチとは?検索を重ねて出典付きの報告を作る仕組み

オンライン文書の版番号:未確認
ひとつの質問に答えるだけなら、通常のWeb検索で足りることがあります。一方、複数の資料を読み、足りない情報を調べ直して報告にまとめたい場合は、ディープリサーチが候補です。
この記事では、特定の製品の画面操作から離れ、調査が進む流れと、受け取った報告の確かめ方を説明します。
ディープリサーチとは
ディープリサーチは、AIエージェントが調査の目的に沿って情報源を探し、見つけた内容を読んで次に必要な検索を決め、結果を出典付きの報告にまとめる機能の総称です。OpenAIとGoogleは「Deep Research」、Claudeは「Research」、Microsoft Copilotは「Researcher」という名前を使っています。各社が従う共通の規格名ではありません。
例えば、架空の喫茶店が新しい飲み物を検討するとしましょう。「どんな飲み物がよいか」とだけ尋ねると、調べる範囲が広すぎます。「日本の喫茶店の最近の傾向と材料の入手を調べる。似た商品も出典付きで比較する」と伝えれば、報告に必要な情報がはっきりします。この例は調査の進め方を示すもので、市場についての結論ではありません。
普通の検索と何が違うか
通常のWeb検索は、日時や用語の確認など、答えに必要な資料が少ない質問に向いています。ディープリサーチは、ひとつの検索結果で終わらせず、読んだ資料から新しい疑問を見つけて追加で調べる仕組みです。OpenAIとAnthropicの公式ヘルプも、短い質問と複数段階の調査を分けて案内しています。
先ほどの喫茶店の例なら、最初に飲み物の傾向を探します。材料の供給時期も関係すると分かったら、今度は材料について調べる流れです。実際の順番は、依頼と見つかった資料によって変わります。検索を繰り返す分、短い質問への回答より長い時間が必要です。
調査の前に決めておくこと
まず、何を判断するための調査かを書きます。対象の地域や期間、比べたい条件、報告の形も伝えると、調査の範囲を確認しやすくなるでしょう。例えば「日本での新メニューを考えるために、直近の傾向と材料の入手について調べ、賛成と反対の材料を出典付きで並べる」という依頼です。
使ってよい情報源も確かめてください。Webだけを調べるのか、添付ファイルや接続した資料も読むのかは、製品と設定によって違います。OpenAIとGoogleは調査計画の確認や変更を案内していますが、その方法まで全製品で共通とは限りません。社内資料などを使う場合は、接続先と共有範囲を調査前に確認します。
報告を受け取ったら
出典が多く付いていても、その数だけで結論の正しさは判断できません。OpenAIは、ディープリサーチが事実を誤ったり、権威のある資料と未確認の話を区別し損ねたりする場合があると説明しています。
報告を判断に使うなら、重要な主張を選んで出典を開きます。元の資料に同じ内容があるか、いつの情報か、対象の地域や条件が依頼と合うかを確かめましょう。資料に書かれた事実と、AIがそこから考えた提案も分けて読む必要があります。誤りがどのように生まれるかはハルシネーションの記事をご覧ください。
製品での使われ方
ChatGPTのDeep research、GeminiのDeep Research、Claudeのリサーチ、Microsoft CopilotのResearcherは、複数の情報源を調べて報告を作る機能です。ただし、名前のほか、使える情報源、調査計画の扱い、利用条件は異なります。操作するときは、それぞれの製品の案内を確かめてください。
このサイトでは、Claudeで機能をオンにし、資料を添えて出典付きの報告を読む流れを【Claude】リサーチで調べ物をレポートにする方法で紹介しています。