APIとは?ソフトウェアどうしが機能を使い合う窓口

地図アプリに天気が表示されたり、AIが表計算のファイルを書き換えたりできるのは、ソフトウェアどうしが互いの機能を使い合っているためです。
その使い合いの窓口をAPIと呼びます。本記事では、Webの技術資料であるMDNをもとに、APIの考え方を見ていきましょう。
APIとは
API(Application Programming Interface)は、あるソフトウェアの機能を、ほかのソフトウェアから使えるようにするための決まりと窓口です。
MDNは、APIをソフトウェアの中にある機能と決まりの集まりで、ソフトウェアを通じてそれとやりとりできるようにするもの、と説明しています。
使う側は、相手の中がどう作られているかを知らなくても、決まった形で依頼すれば決まった形で結果を受け取れるわけです。お店のカウンターで注文の仕方さえ守れば、厨房の中を知らなくても料理が出てくるのと似ています。
身近なAPIの例
APIは、いろいろな場所にあります。
MDNは、Webページから使えるAPIの例として、カメラやマイクの映像と音声を取り込むもの、端末の位置情報を取得するもの、ページの一部を動かすものを挙げました。
インターネット上のサービスが外部に公開しているAPIは、Web APIと呼ばれます。天気、地図、決済、AIのサービスなどが公開していて、ほかのアプリはこれを使って機能を組み込んでいるわけです。
Web APIの流れ
Web APIの多くは、決まったURLにHTTPで依頼を送り、結果をJSONなどの形式で受け取ります。
天気のAPIなら、地名を付けて依頼を送ると、気温や天気が決まった形で返ってくる仕組みです。返ってくる形が決まっているので、受け取ったアプリは、それを画面に表示したり、計算に使ったりできます。
APIキーの扱い
有料のサービスや、使える量に上限があるサービスのAPIでは、誰が使っているかを確かめるためにAPIキーという文字列を使います。APIキーは、パスワードと同じように扱ってください。ほかの人に教えたり、誰でも見られる場所に置いたりすると、他人に使われて料金を請求されかねません。
製品での使われ方
LLMを使うAIサービスの多くは、Web APIも提供しています。ほかのアプリは、このAPIを使えばAIの機能を自分の中に組み込めるのです。
AIにほかのサービスのAPIを使わせる取り決めとして、MCPがあります。MCPは、AIのアプリと外部のツールのあいだを、共通の形でつなぐためのものです。